「ほとんど質問されなかった。これってお断り?」
「会話が思ったほど盛り上がらなかった」
「別れ際があっさりしていて、“また会いましょう”とも言われなかった」
婚活サロンENSHARE代表・婚活カウンセラーの高見真紀です。
お見合いが終わった直後は、お相手の表情や言葉を一つひとつ思い返して、「あれは脈なしサインだったのかな」と気になってしまいますよね。
実際に会員さまからも、「向こうはどう思っていましたか?」「もうお断りだと思います」と相談されることがあります。
でも私は、質問が少なかった、笑顔が少なかった、別れ際が短かったという一つの行動だけで、お断りだとは判断しません。
初対面のお見合いでは、自分もお相手も緊張しています。普段から会話が得意ではない方もいますし、表情に気持ちが出にくい方もいます。
そして、結婚相談所のお見合いで本当に大切なのは「相手の脈あり・脈なしを当てること」ではありません。
自分は、もう一度この方と会ってみたいのか。
まずはそこを整理することです。
この記事では、「お断りサインを見抜く方法」ではなく、お見合い直後に相手の行動を深読みしすぎないための見方を、IBJのルールとENSHAREでの相談経験をもとに整理します。
IBJのお見合いでは「相手の返事」をその場で確認しない
まず、結婚相談所のお見合いならではのルールを確認しておきましょう。
IBJ公式の「お見合いと交際のルール&マナー」では、お見合い時の当人同士での連絡先交換は禁止されています。
名刺交換も含まれます。
さらに、交際成立前にその場で食事やデートへ誘うことも禁止されています。
お見合い後は、お相手へ直接「交際希望です」「今回はお断りします」と返事をするのではなく、担当カウンセラーへ自分の結論を伝えます。
IBJ公式では、交際へ進むかどうかの結論はできるだけ早く、できれば当日中、遅くとも翌日の午後1時までに担当カウンセラーへ報告するよう案内されています。
また、「次は〇〇へ行きましょう」とその場で具体的なデートを決めなかったからといって、それだけでお断りとは言えません。
交際が成立した後に、担当カウンセラーを通じて連絡先が交換され、そこから初回デートの調整へ進みます。
「お断りサイン?」と気になりやすい5つの行動
では、お見合い後に特に気になりやすい行動を一つずつ見ていきましょう。
ここで大切なのは、「この行動なら脈なし」と判定することではありません。
その一つだけで結論を出さないことです。
1.相手からあまり質問されなかった
「私ばかり質問して、相手からはほとんど聞かれませんでした」
これはよくある相談です。
確かに、お互いに質問が行き来する方が会話は進みやすいですよね。
ただ、質問が少なかったという事実だけでは、お相手の気持ちは分かりません。
私は会員さまからこの相談を受けると、もう少し細かく確認します。
- こちらの話を聞いてくれていたか
- 話した内容に反応はあったか
- 質問は少なくても、自分のことを話してくれたか
- 緊張している様子はなかったか
- 会話を早く終わらせようとしていたのか
例えば、質問は得意ではなくても、こちらの話にうなずいたり、自分の経験を返してくれたりする方もいます。
「質問の数」だけを数えないことが大切です。
お見合いの会話そのものが毎回うまくいかず悩んでいる方は、お見合い・婚活で困らない会話の進め方も参考にしてください。
2.会話があまり盛り上がらなかった
「沈黙があった」
「大笑いするような場面がなかった」
「話題が次々に広がらなかった」
これも、お断りだったのではと感じやすいポイントです。
でも、お見合いは「どれだけ盛り上がったか」を競う時間ではありません。
静かな会話でも、
- 相手の話を落ち着いて聞けた
- 仕事や休日について知れた
- 失礼なく話せた
- もう少し話してみたいと思えた
のであれば、次に会ってみる判断はできます。
反対に、とても楽しく盛り上がっても、「結婚相手としてもう一度会いたい」とはならないケースもあります。
「盛り上がった=交際希望」「静かだった=お断り」と単純には分けられません。
3.笑顔やリアクションが少なかった
笑顔が少ないと、「楽しんでもらえなかったのかな」と不安になりますよね。
ただ、表情の出方にはかなり個人差があります。
緊張すると表情が固まる方もいますし、普段からリアクションが大きくない方もいます。
そのため私は、
「笑顔が少なかった」
という感想だけでなく、
「話を聞いていなかった」
「失礼な態度だった」
などの具体的な事実と分けて考えるようにしています。
4.時計やスマートフォンを見ていた
時計やスマートフォンを見る姿を見ると、
「早く帰りたいのかな」
と感じることがあります。
でも、その理由は本人にしか分かりません。
時間を確認しただけかもしれませんし、その後の予定を気にしていたのかもしれません。
もちろん、お見合い中ずっとスマートフォンを操作しているなど、マナーとして気になることがあれば、自分がその行動をどう感じたかは交際希望を考える材料にして構いません。
ただし、
「時計を見た」
→「自分に興味がない」
と相手の気持ちまで決める必要はありません。
5.別れ際があっさりしていた
別れ際は、特に深読みしやすいところです。
「今日はありがとうございました」だけで終わった。
「また会えたら」と言われなかった。
駅まで一緒に歩かなかった。
こうした出来事が気になっても、別れ際だけでは判断できません。
IBJのお見合いでは、その場で交際成立を決めたり、具体的なデートを約束したりする流れではありません。
最後まで丁寧にお礼を伝え、その後はそれぞれ担当カウンセラーへ意思を伝えます。
別れ際についてさらに詳しく確認したい方は、お見合いの別れ際があっさりでも脈なしとは限らない理由をご覧ください。
別れ際に「また会いたい」と言われなかったら脈なし?
これもよく聞かれます。
IBJ公式では、お見合い中に好意がある場合、「今日は楽しかったです」「またお会いしたいです」といった気持ちを伝えること自体は案内されています。
ですから、そう言ってもらえれば嬉しいですよね。
ただし、言われなかった=お断り確定ではありません。
本人が気持ちを言葉にすることが苦手な場合もあります。
また、お見合い当日はまだ判断がつかず、帰宅してから考える方もいます。
その一言がなかったことを理由に、自分から先回りしてお断りを出す必要はありません。
お見合い後の返事が遅い=お断りサインとは限らない
「昨日のお見合いなのに、まだ返事が来ません」
という相談もあります。
ここは、お見合い当日のサインとは分けて考えましょう。
IBJでは、お見合い終了後、本人は相手へ直接返事をせず、担当カウンセラーへ結論を伝えます。
公式ルールでは、できれば当日中、遅くとも翌日の午後1時までに担当カウンセラーへ報告するよう案内されています。
ただし、自分が報告した時刻と、お相手相談所から結果が届く時刻が必ず同じになるとは限りません。
返事が少し遅いことだけで、お断りだと決めつけないでください。
お見合い後の返事期限・返事が遅い場合の考え方は、IBJのお見合い後の返事はいつまで?遅い場合の考え方で詳しく整理しています。
高見真紀が「脈なしだったと思います」と相談された時に聞く5つ
お見合い後に会員さまから、
「たぶん向こうはお断りだと思います」
と言われた時、私はすぐに「そうかもしれませんね」とは答えません。
次の5つを順番に確認します。
お見合い中に「脈なしかも」と思っても無理に挽回しない
お相手の反応が薄いと、途中から焦ってしまうことがあります。
「もっと笑わせなきゃ」
「自分の魅力を伝えなきゃ」
「質問を増やさなきゃ」
と思ってしまうのですが、私は無理に挽回しようとしなくていいとお伝えしています。
質問攻めにしない
会話が止まりそうだからと、質問を次々に重ねると、お互いに疲れてしまいます。
一つ質問したら、その答えを少し聞く。
自分の話も少し返す。
それくらいで構いません。
自分をアピールしすぎない
相手の反応が薄いと、自分の仕事や趣味、実績などをたくさん話して挽回したくなることがあります。
でも、お見合いはプレゼンテーションではありません。
相手を知る時間でもあり、自分を少しずつ知ってもらう時間です。
最後まで普通に丁寧に話す
「もうお断りだろう」と感じても、途中から不機嫌になったり、急に会話を投げたりする必要はありません。
IBJ公式でも、フィーリングが合わない場合であっても不機嫌な態度を取らず、相手への感謝を忘れないよう案内されています。
結果を予想せず、最後まで丁寧に終える。
それで十分です。
実際にお断りされた後は「サイン探し」より振り返る
実際にお断りの結果が届いた時は、落ち込みますよね。
でも、そこで
「時計を見たからだ」
「あの沈黙が原因だった」
とサインを逆算しても、本当の理由とは限りません。
私は次の順番で振り返ります。
カウンセラーから確認できることがあるか
相談所によっては、お相手相談所からお断り理由やフィードバックが届くことがあります。
確認できる内容があるなら、それをまず事実として見ます。
自分で変えられる部分だけを見る
例えば、
- 自分ばかり話してしまった
- プロフィールをほとんど読まずに行った
- 質問が面接のようになっていた
- 遅刻してしまった
など、次回に変えられることがあれば一つだけ持ち帰ります。
会話に不安がある場合は、お見合いでの会話の進め方へ進んでください。
相性の問題まで「自分の欠点」にしない
一方、
- 話してみたけれど価値観が違った
- 結婚生活のイメージが合わなかった
- もう一度会いたいという気持ちにならなかった
ということもあります。
これは、どちらかが悪いという話ではありません。
すべてのお断り理由を「自分が直すべき欠点」に変換しないことも婚活を続けるうえでは大切です。
ENSHARE成婚事例|一つひとつのご縁に向き合った20代後半男性
ENSHAREで活動された20代後半男性のYさんは、活動約3か月で成婚退会されています。
Yさんは入会時に、「たくさんの人と会い続ける」という考えではなく、一つひとつのご縁に丁寧に向き合いたいという方針を持って活動されました。
結果として、2人目のお見合いで出会った女性と仮交際へ進み、その後、真剣交際・成婚へ進まれています。
ただし、ここでお伝えしたいのは、
「2人目なら成婚できる」
「お見合い人数を減らせば早く決まる」
ということではありません。
その他の事例は、ENSHAREの成婚実績・成婚事例をご覧ください。
お見合いのお断りサインについてよくある質問
質問されなかったら脈なしですか?
質問が少なかっただけでは判断できません。質問が得意ではない方や、緊張している方もいます。こちらの話を聞いていたか、反応があったか、自分自身がもう一度会いたいと思うかまで含めて考えてください。
会話が盛り上がらなかったらお断りですか?
それだけでは判断できません。静かな会話でも次に会ってみたいと思うことはありますし、とても盛り上がっても交際希望にならないこともあります。
お見合いが1時間くらいで終わったら脈なしですか?
時間だけでは判断できません。お見合いは長く話せば交際につながるものでもありません。時間より、実際に話してみて自分がもう一度会いたいと思ったかを考えてください。
別れ際があっさりしていたらお断りですか?
別れ際だけで判断する必要はありません。詳しくは、お見合いの別れ際があっさりでも脈なしとは限らない理由で解説しています。
「また会いましょう」と言われなかったら脈なしですか?
言われなかったことだけでは判断できません。IBJのお見合いは、その場で交際成立や次回デートを決める仕組みではありません。自分が会いたいなら担当カウンセラーへ交際希望を伝えてください。
お見合い当日に連絡先を聞かれませんでした。脈なしですか?
いいえ。IBJでは、お見合い時の当人同士の連絡先交換は禁止されています。交際成立後に担当カウンセラーを通じて連絡先が交換されます。
返事が翌日まで来なければお断りですか?
IBJ公式では、本人は遅くとも翌日午後1時までに担当カウンセラーへ結論を報告するよう案内されています。ただし、本人の報告時刻と相談所間で結果が届く時刻は別です。返事の詳しい考え方は、お見合い後の返事が遅い場合のガイドをご覧ください。
相手がお断りしそうなら、自分もお断りを出した方がいいですか?
私はおすすめしていません。相手の返事を予想する前に、「自分はもう一度会いたいか」を考えてください。会いたいなら交際希望を出し、結果はその後に受け取れば大丈夫です。
断られた理由をカウンセラーに聞いてもいいですか?
確認できる範囲で担当カウンセラーへ相談して構いません。ただし、お相手から具体的な理由が必ず返ってくるとは限りません。確認できた内容の中から、次に変えられる部分だけを整理します。
仮交際になった後、LINEの返信が遅いのはお断りサインですか?
仮交際に入った後は、お見合い当日のサインとは別の段階です。LINEの返信速度だけで気持ちを判断せず、内容や次回デートへの姿勢も含めて見ます。詳しくは、仮交際中のLINE返信が遅い時の考え方をご覧ください。
自分からお見合いをお断りしたい場合はどうすればいいですか?
IBJのお見合い後は、お相手へ直接NOを伝えるのではなく担当カウンセラーへ返事を伝えます。断り方や理由の伝え方は、お見合いのお断り方法とマナーで詳しく解説しています。
まとめ|相手の気持ちを予想するより「自分はもう一度会いたいか」
お見合い直後は、相手がどう思っていたかが気になります。
私も会員さまから、
「脈なしでしたよね?」
と聞かれることがあります。
でも、本人にしか分からない気持ちを、表情や別れ際だけから完全に読み取ることはできません。
だから私は、相手の気持ちを予想する前に、
「あなたは、もう一度この方と会ってみたいですか?」
と聞きます。
一度のお見合いですべてが分からなくても構いません。
「もう少し話してみたい」
「一度ではまだ分からない」
と思えるなら、それも立派な交際希望の理由になります。
そして実際にお断りになった時は、「あのサインを見抜けなかった」と考えるより、次に変えられることが一つあるかを一緒に振り返れば十分です。
婚活は、相手の気持ちを当て続ける活動ではなく、自分がどんなご縁を大切にしたいのかを確かめていく活動です。
お相手の一つの行動を読み続けるのではなく、自分がどう感じたのか、次に何を確認したいのかを一緒に整理してみましょう。
カウンセラーについて詳しく知りたい方は、婚活カウンセラー高見真紀のプロフィールをご覧ください。
