自衛官との結婚生活で普通の会社員家庭と違いやすい4つのこと
自衛官との結婚生活を考える時、私は「メリット・デメリット」だけで見るより、普通の会社員家庭と何が違いやすいのかを確認する方が分かりやすいと思っています。
1.勤務都合で予定が変わることがある
訓練、当直、演習、災害派遣など、勤務内容によって家庭の予定より任務が優先されることがあります。
「休日なら必ず一緒に過ごせる」とは限らないため、記念日や家族行事についても柔軟に考える場面が出てくるかもしれません。
2.転勤が夫婦の仕事や住まいに影響する
自衛官全員が同じ頻度で転勤するわけではありませんが、階級・職種などによって異動があります。
そのため、自衛官本人の仕事だけでなく、配偶者の仕事、子どもの学校、住宅購入にも影響します。
3.勤務によって長期間不在になることがある
特に艦艇勤務や派遣など、勤務内容によっては長期間家庭を離れることがあります。
ここで大切なのは、会えないことだけではありません。
相手がいない期間に、家事・子育て・手続きなどをどう回すかまで考えることです。
4.現在だけでなく長期キャリアまで見る必要がある
自衛官は特別職国家公務員ですが、一般的な会社員と同じ年齢まで同じ働き方を続けるとは限りません。
防衛省も若年定年制自衛官の再就職や生涯設計を重要な課題として位置づけています。
現在の年収だけを見るのではなく、将来どのように働いていく予定なのかまで確認しておくと安心です。
自衛官の転勤はどれくらい?防衛省の目安を確認
「自衛官と結婚すると転勤族になる?」は、とても気になるところですよね。
ここはネット上のイメージではなく、防衛省の案内を基準に見てみましょう。
防衛省の自衛官募集サイトでは、一般的な目安として、幹部自衛官は2〜3年程度、曹は部隊配置後2〜10年程度ごとに転勤する場合があり、士については一般的に最初に配属された部隊で勤務を続けると案内されています。
ただし、階級・職種・陸海空などによって異なることも同時に明記されています。
「何年ごとに転勤?」だけでは足りない
私なら、結婚を考える段階では、もう一歩具体的に聞きます。
例えば、
- 今の職種ではこれまでどんな異動があった?
- 今後どの地域への異動が考えられる?
- 家族ができた場合、帯同をどう考えている?
- 配偶者の仕事も含めて決めたいと思っている?
という聞き方です。
一般論より、その人自身のこれまでと今後を聞く方が生活を想像しやすくなります。
長期不在・単身赴任になった時の生活はどうなる?
転勤だけでなく、自衛官との結婚では「不在」をどう考えるかも重要です。
海上自衛隊では長期不在を想定した家族支援もある
海上自衛隊では、各種活動によって隊員が長期間不在になる場合があることを前提に、残された家族への支援施策を案内しています。
これは、「海上自衛隊だから必ず長期間会えない」という意味ではありません。
ただ、勤務内容によっては家を長く空けることが現実的にあり得ることは知っておきたいですね。
参考:海上自衛隊「家族支援」
家族帯同か単身赴任かは家庭ごとに違う
異動時には、家族で一緒に転居する選択もあれば、配偶者の仕事や子どもの学校を優先して単身赴任を選ぶ家庭もあります。
単身赴任になった時に先に決めたいこと
- どのくらいの頻度で会うか
- 連絡できる時にどう連絡するか
- 二重生活の家計をどう管理するか
- 子どもの行事にどう対応するか
- 緊急時に誰を頼るか
単身赴任になること自体より、その時に二人で相談できる状態があるかを見てください。
自衛官と結婚したら一緒に住める?営内・営外・住まいの考え方
「結婚したら必ずすぐ営外に住める」と単純に考えない方が安全です。
防衛省では、曹長以下の自衛官について営舎内居住を原則とする制度がある一方、私生活との両立などを踏まえ、営舎外に居住できる範囲の見直しも進めています。
居住形態は、階級、所属、勤務状況などによって違います。
そのため、結婚が具体的になったら、お相手本人に、
- 現在どこに住んでいるか
- 結婚後はどんな居住形態が想定されるか
- 官舎を希望するか
- 民間賃貸を希望するか
- 転勤を考えて賃貸中心にするか
まで確認しておくと安心です。
住宅購入は転勤とセットで考える
結婚すると「いずれ家を買いたい」と考える方もいます。
ただ、自衛官の場合は転勤の可能性もあるため、住宅購入だけを先に決めず、
家を持った後に異動になったらどうするか
までセットで話したいところです。
家計そのものの管理方法は、結婚後のお金の管理と夫婦の家計ルールで詳しく整理しています。
自衛官の妻は仕事を続けられる?配偶者のキャリアを考える
検索では「自衛官の妻は仕事を続けられる?」と調べる方が多いですが、基本は配偶者のキャリアとして考えます。
結論からいうと、仕事を辞めなければならないわけではありません。
ただ、転勤が出た時に何を選ぶかは、結婚前から大枠を話しておくことをおすすめします。
転勤が出た時の選択肢は一つではない
- 家族で帯同する
- 配偶者側の勤務先で異動・転勤を相談する
- 一定期間だけ単身赴任にする
- リモート勤務など働き方を変更できるか相談する
- 必要なら転職・再就職を選ぶ
どれか一つが正しいわけではありません。
大切なのは、自衛官側の仕事だけを当然に優先する前提にしないことです。
「自分の仕事を続けたい」は早めに伝えていい
結婚を考えているからこそ、「仕事を続けたい」と言うのを遠慮する方もいます。
でも私は、むしろ早めに話した方がいいと思っています。
例えば、
「私はできれば今の仕事を続けたいと思っているけれど、もし転勤になったら二人でどうするか相談したい」
と伝えれば、相手を否定せず、自分の希望も伝えられます。
その時に相手が一緒に考えてくれるかどうかも、結婚相手として大切なポイントです。
自衛官との結婚で子育て・家族支援はどう考える?
自衛官との子育てでは、「制度があるか」だけでなく、相手が不在になった時の生活をどう回すかまで考えることが重要です。
不在期間は家事・育児が一方へ集中する可能性がある
訓練、派遣、当直などで相手が不在になる期間は、配偶者側に家事・育児が集中する場合があります。
だからこそ、
- 保育園・学童
- 病児保育
- 親族
- 地域の支援
- 民間サービス
など、夫婦二人だけで抱えない仕組みも考えておきたいですね。
自衛隊側にも家族支援の仕組みがある
海上自衛隊などでは、隊員が急きょ・長期間不在になることを踏まえ、家族への情報提供や相談等の家族支援施策を実施しています。
ただし、内容は所属・部隊・状況によって異なります。
「制度があるから大丈夫」と考えるのではなく、結婚が具体的になったら、お相手の所属先ではどんな家族支援を利用できるのかを確認してみてください。
子どもの成長で「帯同か単身赴任か」の答えも変わる
子どもが小さい時と、受験期では考え方が変わることがあります。
「結婚したらずっと帯同する」と固定せず、その時の家族状況によって選び直して構いません。
自衛官の給与・手当は?若年定年まで含めて家計を見る
自衛官は特別職国家公務員
自衛官は特別職国家公務員で、階級・職種などに応じた給与体系があります。
防衛省では、住居手当、扶養手当のほか、勤務内容に応じた各種手当なども案内しています。
また、期末・勤勉手当などの制度もあります。
ただし、実際の給与・手当は階級、職種、勤務地、勤務内容などで変わります。
参考:防衛省「待遇・福利厚生」
「国家公務員=ずっと同じ働き方」とは限らない
結婚を考える時に、私は現在の年収だけでなく、長期的な働き方も確認してほしいと思っています。
防衛省では、多くの自衛官が若年で定年を迎えることを踏まえ、退職後の再就職支援や生涯設計の充実を進めています。
さらに現在は、自衛官の処遇改善も進められており、今後給与体系の見直しも予定されています。
そのため、ネット上に掲載された古い給与額だけで判断するのではなく、最新の公式情報と本人のキャリア計画を見る方が安心です。
結婚前に聞いておきたいのは年収だけではない
例えば、
- 今後どんな階級・職種を目指しているか
- 何歳頃まで現役として働く想定か
- 退職後の働き方について考えているか
- 住宅・教育費をどう準備したいか
まで話せれば、結婚後の家計がかなり具体的になります。
夫婦のお金の分け方は、結婚後のお金の管理方法もあわせて確認してみてください。
結婚時に使える休暇制度もある
防衛省の両立支援に関する案内では、結婚に伴う行事等について連続する5日の範囲内の特別休暇が案内されています。
ただし、実際の取得時期や申請は所属先の確認が必要です。
自衛官との結婚が自分に合う?6つのチェックポイント
「向いている女性」「向いていない女性」と決めつけるのではなく、自分がどこに不安を感じるのかを確認してみましょう。
何個当てはまったら結婚向き、という診断ではありません。
答えに迷ったところが、結婚前に二人で話したいテーマです。
相手そのものとの結婚判断に迷っている方は、結婚の決め手に迷った時の判断基準も参考にしてください。
高見真紀が自衛官との結婚前に確認したい7項目
ここまで読んで「結局、本人に何を聞けばいいの?」と思った方のために、実際に使いやすい形にまとめます。
聞く目的は「査定」ではなく生活を一緒に考えること
質問を全部一度に並べる必要はありません。
交際が深まる中で、
「私は仕事を続けたいと思っているから、転勤になった時のことも少し話しておきたいな」
というように、自分の希望も一緒に伝えると話しやすくなります。
お金・住まい・子ども・親との関係など、成婚前に確認する全体像は、真剣交際で話すことリストにまとめています。
ENSHAREの成婚事例から考える|職業名より「二人で未来を考えられるか」
現在ENSHAREで公開している成婚事例の中に、自衛官との成婚事例として明示しているケースはありません。
そのため、「ENSHAREで自衛官との成婚実績があります」といった形ではご紹介しません。
一方、ENSHAREの公開事例では、プロフィールや第一印象だけでなく、交際を進めながら相手との関係や将来を具体化して成婚された方々をご紹介しています。
例えば40代男性T.Nさんは、プロフィール写真や服装、デート前の準備、交際の進め方などを相談しながら活動し、活動4か月で成婚退会されています。
この方は自衛官ではありません。
ただ、ここでお伝えしたいのは、職業条件だけで結婚を決めるのではなく、実際の交際を通して「この人と生活を作れるか」を確認することです。
その他の公開事例は、ENSHAREの成婚事例一覧からご覧いただけます。
※公開事例は個別の活動例です。活動期間や結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
まだ自衛官と出会っていない場合は「職業だけ」で探しすぎない
「自衛官と結婚したい」という希望を持つこと自体は問題ありません。
ただ、婚活では、職業名だけを条件にしすぎると、結婚後の生活相性が後回しになることがあります。
自衛官との出会いを探す場合も、
- 結婚意思があるか
- 転勤への考え
- 配偶者の仕事への考え
- 子どもや家族への考え
- 話し合いができるか
まで見てください。
出会い方そのものの比較は、結婚相手の探し方6選で詳しく解説しています。
公務員など婚活で注目されやすい職業をどう見るかは、婚活で人気の職業と相手選びの考え方も参考になります。
まとめ|自衛官との結婚は「二人でどんな生活を作れるか」で判断する
自衛官との結婚には、特別職国家公務員としての給与・制度がある一方、転勤、当直、訓練、派遣、長期不在など、一般的な会社員家庭とは違う調整が必要になることがあります。
でも、それだけで「自衛官との結婚は大変」「自衛官なら安心」と決めることはできません。
結婚前に確認してほしいのは、
- 実際の勤務
- 転勤
- 長期不在
- 住まい
- 配偶者の仕事
- 子育て
- 長期的なキャリア
です。
そして最後に一番大切なのは、
予定や環境が変わった時に、二人で相談し直せる関係かどうか。
ここだと思っています。






