「婚活では、相手に年収いくらを求めればいい?」
「400万円だと低い?600万円なら普通?1000万円以上にすると条件が厳しすぎる?」
婚活サロンENSHARE代表・婚活カウンセラーの高見真紀です。
年収は、結婚後の生活を考えるうえで確認したくなる項目です。
ただ、私は「男性なら年収600万円以上」「年収400万円では婚活が厳しい」といった一つの数字だけで婚活を考えることはおすすめしていません。
理由はシンプルで、年収の数字だけでは、二人がどんな暮らしをするのかまでは分からないからです。
一方で、「年収は気にしなくていい」と言うつもりもありません。
大切なのは、実際の会員データを見ながら、自分がなぜその年収を希望しているのかを整理することです。
この記事では、「年収○万円なら有利・不利」と決めつけるのではなく、IBJ公式データと公的統計を見ながら、婚活で年収条件をどう決めればよいかを整理します。
2026年最新|IBJ会員の年収分布を確認
まず、「婚活では年収いくらが普通なの?」と感じている方に、実際のIBJ会員データを見ていただきたいと思います。
IBJが公開している2026年4月時点の会員データでは、男女ともに年収400〜599万円が最も大きい層です。
年収400万円台だから婚活できない、とは言えない
このデータを見ると、少なくともIBJでは400〜599万円の会員が男女とも最も多いことが分かります。
そのため、
「年収400万円台では結婚相談所で相手にされない」
「600万円以上でなければ普通ではない」
と一律に考える必要はありません。
一方、希望条件を600万円以上、800万円以上、1000万円以上と変えていけば、検索対象になる会員構成も変わります。
私はここを、「高い・低い」ではなく「どのくらいの母数を見ているのか」という視点で確認するようにしています。
日本全体の平均給与とIBJ会員データは分けて考える
「日本人の平均年収はいくら?」という数字も、婚活ではよく話題になります。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円です。
平均478万円=婚活で「普通」とは限らない
ここで注意したいのは、国税庁の給与統計とIBJ会員データは母集団が違うことです。
国税庁の数字は民間給与所得者全体の統計です。
一方、IBJの数字は結婚相談所で活動している会員の分布です。
ですから、
「日本の平均給与が478万円だから、婚活でも478万円が普通」
とは考えません。
婚活で条件を決める時は、一般統計を参考にしつつ、実際に自分が活動する婚活市場のデータを見る方が実用的です。
年収400万・600万・800万・1000万円はIBJでどのくらいいる?
検索では、
「年収400万円の男性は厳しい?」
「600万円以上なら有利?」
「1000万円以上は珍しい?」
といった疑問が多いですが、私は年収帯ごとに「婚活で何点」と評価することはしません。
代わりに、IBJの実際の分布から母数を見ます。
400〜599万円は男女とも最大層
2026年4月時点では、400〜599万円が男性36.4%、女性47.0%です。
IBJ会員の中では最も大きい年収帯です。
そのため、「400万円台だから婚活できない」と数字だけで諦める必要はありません。
600〜799万円は男性27.7%・女性24.4%
600〜799万円は、男性27.7%、女性24.4%です。
400〜599万円より割合は小さくなりますが、IBJには一定数の会員がいます。
ただし、この数字から、
「600万円ならモテる」
「600万円なら成婚しやすい」
とは言えません。
分かるのは、あくまでその年収帯の会員がどの程度いるかです。
800〜999万円は割合がさらに小さくなる
800〜999万円は男性11.6%、女性6.6%です。
もし「800万円以上」を絶対条件にすれば、400〜599万円まで含めて探す場合とは対象となる会員数が変わります。
そこにさらに、
- 年齢
- 居住地
- 学歴
- 身長
- 婚姻歴
- 子どもの希望
などの条件を重ねれば、候補はさらに絞られていきます。
1000万円以上は男性12.7%・女性5.0%
年収1000万円以上は、男性12.7%、女性5.0%です。
「1000万円以上でなければいけない」と決めること自体が悪いわけではありません。
ただ私は、条件を置く前に、
「なぜ1000万円以上が必要なのか?」
を一緒に確認します。
必要な理由が明確なら、その条件を大切にすればいい。
理由をたどると、実は「年収1000万円」という数字そのものではなく、別の不安だったということもあります。
IBJのプロフィール年収は自己申告だけ?収入証明について
婚活で年収を条件にするなら、
「そもそも、その年収は本当なの?」
という点も気になりますよね。
IBJ公式では、入会時に全会員へ収入証明書を含む公的書類の提出を必須と案内しています。
ほかにも、独身証明書・本人確認書類・現住所証明書などが必要です。
マッチングアプリの年収はどう考える?
マッチングアプリについては、サービスによって年収確認の仕組みが異なります。
自己申告で登録するサービスもあれば、各種証明機能を設けているサービスもあります。
そのため、
「マッチングアプリの年収は全部嘘」
とも、
「プロフィールに書いてあるから必ず証明済み」
とも一律には言えません。
利用するサービスの公式案内で、年収・本人確認の方法を確認してください。
高見真紀が「希望年収はいくらにすれば?」と聞かれた時の4ステップ
ここからが、私が実際に婚活相談で大切にしている部分です。
「相手は年収600万円以上がいいです」
「800万円以上は欲しいです」
と言われても、私はすぐに「高い」「下げた方がいい」とは答えません。
次の順番で整理します。
その年収、本当に「数字」が必要?生活条件へ翻訳する
年収条件に迷っている方には、数字を一度「生活条件」に置き換えてみてもらいます。
例えば、「年収600万円以上」が希望だったとしても、本当に欲しいのが「結婚後も共働きしながら無理なく生活できること」なら、確認したいことは年収額だけではありません。
反対に、希望する暮らしを考えた結果、「やはりこの年収帯は大切」となる場合もあります。
どちらでも構いません。
大切なのは、数字の理由を自分自身で説明できる状態にすることです。
年収だけで相手を判断しないために確認したいこと
プロフィール上の年収は大切な情報の一つです。
ただ、結婚生活を考えるなら、その先も少しずつ確認していきます。
今後の働き方
現在の年収だけでなく、今後どんな働き方をしたいのか。
転勤、転職、独立、時短勤務など、結婚後に働き方が変わる可能性もあります。
共働きについての考え方
共働きを希望するのか、どちらかが働き方を変える可能性があるのか。
ここが違えば、必要だと感じる年収も変わります。
家計管理
結婚後のお金を一緒に管理するのか、一定額を出し合うのか。
年収が同じでも、家計に対する考え方は人によって違います。
住まい
どの地域に住みたいか、賃貸か購入か、通勤とのバランスをどうするか。
住まいへの希望も生活費に影響します。
子どもや将来の家族像
子どもを希望するか、どのような働き方をしたいか。
真剣交際へ進めば、年収だけでなく、こうした生活全体について話していくことになります。
真剣交際で確認したい具体的なテーマは、真剣交際で話すことリストで整理しています。
年収が低い・高いだけで婚活の結果は決まらない
「年収が低いと婚活は無理ですか?」
という相談もあります。
IBJの2026年4月データを見ると、300万円未満、300〜399万円の年収帯で活動している会員も実際にいます。
ですから、年収だけを見て「自分は活動できない」と決める必要はありません。
一方で、年収を検索条件として設定しているお相手からは、条件上検索対象にならないこともあります。
ここは分けて考える必要があります。
プロフィール写真そのものを見直したい方は、結婚相談所のプロフィール写真の考え方をご覧ください。
お見合いでの会話を整えたい方は、お見合い・婚活で困らない会話の進め方も参考にしてください。
転職直後・自営業・収入が変動する場合はどう考える?
会社員でも転職によって年収は変わりますし、自営業やフリーランスでは年ごとの変動がある場合があります。
そのため、現在の数字だけで相手の将来を決めつけることもおすすめしません。
一方で、婚活プロフィールへどのような収入を登録するか、どの書類を提出するかは、活動する相談所や連盟のルールに従う必要があります。
収入が変動する働き方の場合は、プロフィール登録時に担当カウンセラーへ確認してください。
お金や年収の話はいつすればいい?
IBJで活動している場合、プロフィールで確認できる年収を、初対面のお見合いで改めて、
「実際いくら稼いでいるんですか?」
と問い詰める必要はありません。
交際が進むにつれて必要になるのは、年収額そのものを繰り返し確認することより、二人の生活をどう作るかという話です。
初期の交際では働き方や生活の考え方から
例えば、
- 仕事は今後も続けたいか
- 休日はどんな過ごし方をしているか
- 将来どの地域に暮らしたいか
といった話から、少しずつ生活像を知っていきます。
真剣交際では具体的なお金の話も避けない
結婚を具体的に考える段階になれば、
- 家計管理
- 貯蓄
- 負債
- 住まい
- 働き方
- 子ども
なども確認していきます。
「聞きづらいから何となく推測する」のではなく、必要な段階で二人で話すことが大切です。
ENSHAREの成婚事例からお伝えしたいこと
ENSHAREで活動された30代前半男性のMさんは、会社員として働きながら活動され、約5か月で成婚退会されています。
入会前は、マッチングアプリ、合コン、街コン、婚活パーティーなどにも取り組んでいましたが、思うようなご縁につながっていませんでした。
ENSHAREでは、髪型、服装、プロフィール写真、お見合い前の会話、LINE、デート前後の振り返りなど、活動の中で必要なところを一つずつ一緒に確認しました。
ただし、Mさんの年収額を「成婚できた理由」としてご紹介しているわけではありません。
年代や活動期間の異なる事例は、ENSHAREの成婚事例一覧からご覧いただけます。
婚活相手の年収についてよくある質問
年収400万円の男性は婚活で厳しいですか?
年収400万円という数字だけで「厳しい」とは言えません。
2026年4月時点のIBJ会員では、400〜599万円が男性会員で最も大きい年収帯です。
ただし、お相手がどのような年収条件を設定しているかによって、検索対象になるかどうかは変わります。
婚活では年収500万円が普通ですか?
「500万円が普通」と一つの数字で決めることはおすすめしません。
IBJでは400〜599万円が最大層ですが、国税庁の民間給与平均や、年齢、性別、地域などによって数字の見え方は変わります。
年収600万円以上の人はIBJにどのくらいいますか?
2026年4月時点では、600〜799万円が男性27.7%、女性24.4%です。
800万円以上の層もいるため、「600万円以上」に設定した場合の正確な対象範囲は、検索時の他条件と合わせて考える必要があります。
年収800万円・1000万円以上は珍しいですか?
IBJ会員では、800〜999万円が男性11.6%・女性6.6%、1000万円以上が男性12.7%・女性5.0%です。
高い・低いと評価するより、自分がその条件を必要とする理由と、対象となる母数を一緒に考えることをおすすめします。
結婚相談所のプロフィール年収は本当ですか?
IBJでは、入会時に収入証明書などの公的書類提出を必須としています。
そのため、IBJプロフィールの年収は単なる自己申告だけを前提にした仕組みではありません。
年収条件はどこまで下げるべきですか?
私は「○万円まで下げれば正解」とは考えません。
なぜその年収が必要なのかを整理し、必須条件と希望条件を分け、実際の会員データや活動結果を見ながら調整します。
婚活相手に年収を直接聞いてもいいですか?
IBJではプロフィール上で年収を確認できるため、お見合いで年収額だけを直接問い詰める必要はありません。
交際が進んだら、年収だけでなく、働き方や家計、住まい、将来の生活設計について話していくことが大切です。
マッチングアプリの年収は信用できますか?
サービスによって仕組みが異なります。
自己申告型もあれば、証明機能を設けているサービスもあるため、利用するアプリの公式案内で年収確認方法を確認してください。
年収300〜600万円で結婚生活ができるか知りたいです
結婚後に必要なお金は、手取り、住居費、共働き、子どもの希望などで変わります。
詳しくは、年収300〜600万円の手取りと結婚生活を考える記事をご覧ください。
まとめ|年収を「数字」だけでなく「生活条件」に戻して考える
年収は、結婚相手を考えるうえで無視しなくていい項目です。
でも私は、
「年収600万円以上なら安心」
「400万円なら厳しい」
と数字だけで答えを出すよりも、
「私は、なぜその年収を必要だと思っているのだろう?」
と一度考えてみてほしいと思っています。
住まいなのか。
子どもなのか。
共働きなのか。
自分の働き方への不安なのか。
そこが分かれば、年収条件をそのまま残した方がよい場合もありますし、別の条件を大切にした方が納得できる場合もあります。
そして、実際に活動してみて優先順位が変わったとしても、それは失敗や妥協ではありません。
婚活を通して、自分がどんな結婚生活を望んでいるかが具体的になってきたということです。
年収、年齢、地域などの数字を一つずつ削る前に、「なぜその条件が必要なのか」を一緒に整理してみましょう。
カウンセラーについて詳しく知りたい方は、婚活カウンセラー高見真紀のプロフィールをご覧ください。
