2025年最新調査|男女は結婚相手に何を求めている?
まず、「世の中ではどんな条件が重視されているの?」という疑問から見ていきましょう。
国立社会保障・人口問題研究所が2025年6月に実施し、2026年9月11日に結果を公表した「第17回出生動向基本調査」では、結婚意思のある18〜34歳の未婚男女に、結婚相手の条件を尋ねています。
調査項目は、
- 学歴
- 職業
- 経済力
- 人がら
- 容姿
- 共通の趣味
- 自分の仕事への理解と協力
- 家事・育児の能力や姿勢
です。
男女とも最も重視しているのは「人がら」
最新調査では、男女とも結婚相手に求める条件として、まず「人がら」が重視されています。
その次に、「家事・育児の能力や姿勢」「自分の仕事への理解と協力」が重視されていました。
私はこの結果を見ても、結婚相手選びが単純なスペック比較だけではないことがよく表れていると思います。
結婚すると、仕事、お金、家事、子育て、住まいなど、二人で考えることが増えます。
その時に、「何を持っている人か」だけではなく、自分とどう関わってくれる人なのかが大切になるんですね。
女性の68.4%が「家事・育児の能力や姿勢」を重視
女性が相手の「家事・育児の能力や姿勢」を重視する割合は、2025年調査で68.4%でした。
1997年調査では43.6%だったため、長期的に見ると大きく上昇しています。
ここでいう大切なポイントは、「男性が家事上手でなければ結婚できない」ということではありません。
料理や掃除の技術そのものより、
- 家庭のことを自分ごととして考えられるか
- 必要なら覚える姿勢があるか
- 共働きや子育て期に話し合えるか
を見る方が、実際の結婚生活にはつながりやすいと思います。
調査は「正解ランキング」ではない
ここはとても大切です。
国の全国調査で多くの人が重視しているからといって、あなたも同じ順番にしなければいけないわけではありません。
調査は、あくまで「今の未婚男女にはこういう傾向がある」と知るための材料です。
そこから、自分に必要な条件を決める作業は別に必要です。
男性・女性で結婚相手に求める条件はどう違う?
「男性は見た目、女性は年収を見る」といった単純な男女論を見かけることがあります。
でも最新の全国調査を見ると、実際はもう少し複雑です。
男性も女性の経済力を見る割合が増えている
2025年調査では、男性が女性の経済力を「重視する・考慮する」割合が55.6%になっています。
1992年は26.7%でした。
長期的に見ると、男性側も結婚相手の経済力を考える割合が大きく増えています。
また、同じ最新調査では、男性がパートナーとなる女性に望むライフコースとして、「結婚・子育てと仕事を両立」が39.2%で最も多くなっています。
ですから、
「男性は女性の仕事や経済力を気にしない」
「女性だけが相手の年収を見る」
と決めつけるのは、現在のデータとは合いません。
女性は経済力だけを見ているわけではない
一方で女性は、男性より相手の学歴・職業・経済力を重視・考慮する傾向があります。
ただし同時に、先ほどお伝えしたように「家事・育児の能力や姿勢」も高く重視されています。
つまり、女性側についても、
「高年収ならそれだけでいい」
という単純な話ではありません。
働き方、家庭への関わり方、仕事への理解など、結婚後の生活全体を見ていると捉える方が自然です。
高見真紀式|結婚相手の条件を3段階に分ける
条件が多すぎて分からなくなった時、私はすべてを「必要・不要」の二択にはしません。
次の3段階に分けてみることをおすすめしています。
A:譲れない条件は「生活が成立するか」で考える
譲れない条件は、「理想だから」という理由だけではなく、結婚後の生活に本当に影響するかで考えます。
例えば、子どもを強く希望している方にとって、お相手の子どもに対する考えは重要です。
また、転居できない事情がある方なら、住む場所も重要になるでしょう。
何が譲れないかは人によって違って当然です。
B:話し合って決められる条件まで「完全一致」を求めない
お金の使い方、家事分担、仕事の続け方などは重要なテーマです。
でも、出会った時点からすべて同じである必要はありません。
むしろ大切なのは、違いが出た時に、
「私はこう考えているけれど、あなたはどう?」
と話せることです。
C:「あれば嬉しい」と「絶対必要」を混ぜない
身長、見た目、趣味、特定の職業などを希望すること自体は悪くありません。
ただ、すべてをAランクの必須条件にすると、相手を見る前に検索条件だけで候補が減ってしまいます。
私は条件が増えすぎた方には、
「もし3つだけ残すなら、どれを残しますか?」
と考えていただくことがあります。
3つが正解という意味ではありません。
優先順位を見つけるための整理方法です。
条件には「なぜ必要?」と一度聞いてみる
結婚相手への希望条件を整理する時、とても役立つのが「なぜ?」です。
「年収600万円以上がいい」の本当の理由は?
例えば、
「年収600万円以上がいい」
という希望があったとします。
そこで、
「なぜ600万円必要なんだろう?」
と一度考えてみます。
すると、
- 子どもを希望している
- 育休中の家計が不安
- 住宅を買いたい
- 一方だけが生活を背負う状態を避けたい
など、本当に心配していることが見える場合があります。
そうなると、見るべきなのは年収の数字だけではなく、
- 二人の収入
- 貯蓄
- 支出
- 働き方
- 家計への考え方
かもしれません。
「公務員がいい」なら、なぜ職業名が必要なのか考える
同じように、
「公務員がいい」
という希望なら、
「なぜ公務員がいいのか?」
を考えてみます。
もし理由が「安定した働き方をする人がいい」なら、職業名が公務員でなくても、あなたが求めている安心感を満たす方はいるかもしれません。
職業を条件にする時の考え方は、婚活で人気の職業と職業条件の考え方でも詳しく解説しています。
「高身長がいい」も否定する必要はない
見た目の好みも、無理に捨てる必要はありません。
ただ、
「背が高い人でなければ絶対に結婚できない」
なのか、
「背が高い人に惹かれやすい」
なのかでは、条件の重さが違います。
この違いを言葉にできると、出会いの幅を広げても「妥協した」と感じにくくなります。
価値観は「全部同じ」より、違いを話し合えるかを見る
「結婚相手は価値観が合う人がいい」とよく言われます。
私も価値観は大切だと思います。
ただ、「価値観が合う=何でも同じ」と考える必要はありません。
違いがあること自体は問題ではない
育った家庭も、仕事も、これまでの経験も違う二人です。
お金の使い方、休日、家事、家族との距離などに違いが出るのは自然です。
むしろ婚活で確認したいのは、違いが見えた時に、
- 相手の考えを否定せず聞けるか
- 自分の考えも伝えられるか
- どちらか一方だけが我慢せず、二人の形を探せるか
です。
「安心感」も条件表だけでは判断できない
条件がすべて合っていても、一緒にいると緊張することがあります。
反対に、プロフィール上では少し違いがあっても、実際に会うと自然に話せる相手もいます。
この部分は、検索条件だけでは分かりません。
実際に会った相手との相性をどう見ればいいかは、相性がいい人の特徴と婚活での見分け方に分けて詳しく解説しています。
年収・職業・見た目・趣味は結婚条件にしてもいい?
結論からいうと、どれも条件にしてはいけないものではありません。
大切なのは、条件そのものではなく、どのくらい優先するかです。
年収は「高いほど安心」と単純化しない
収入は結婚生活の大切な現実条件です。
だから確認すること自体を避ける必要はありません。
ただ、年収だけ高くても、支出が多い、借入が大きい、お金の話を避けるといった場合には、あなたが求める「安心」と一致しないことがあります。
このページでは条件の整理までに留め、実際の収入・支出・貯蓄・借入・家計管理については、結婚後のお金の管理と夫婦の家計ルールで詳しく整理しています。
趣味は一致しなくても関係を作れる
共通の趣味があると、デートや会話のきっかけにはなります。
一方で、同じ趣味がないから結婚できないとは限りません。
それぞれ好きなことがあっても、相手の楽しみを尊重できるなら、それも一つの相性です。
見た目を気にする自分を責めなくていい
恋愛感情を伴う結婚ですから、見た目の好みがあるのは自然なことです。
大切なのは、見た目を気にすることを否定するのではなく、
「どこまでが本当に必要?」
を整理することです。
最初の写真だけでは分からなかった魅力が、話すうちに見えてくることもあります。
結婚相手の条件が増えすぎて決められない時の見直し方
婚活を続けているうちに条件が増えることがあります。
これは珍しいことではありません。
一度うまくいかなかった経験があると、
「次はこういう人は避けよう」
「これも条件に入れた方が安全かも」
と、少しずつ条件を追加したくなるからです。
まず条件を全部書き出す
頭の中だけで考えていると、どの条件をどのくらい重視しているのか分からなくなります。
一度すべて書き出してください。
そのうえで、先ほどの、
- A:譲れない
- B:話し合って決めたい
- C:あれば嬉しい
に分けます。
Aが多すぎるなら「なぜ?」でもう一度確認
もしAの譲れない条件が10個も出てきたら、もう一度それぞれに「なぜ必要?」と問いかけます。
すると、複数の条件が同じ不安から生まれていることがあります。
例えば、
- 大手企業
- 年収600万円以上
- 正社員
- 転職歴が少ない
という4条件が、すべて「将来の生活が不安」という一つの気持ちから出ているかもしれません。
そう分かれば、「安定」という本当のテーマをどう確認するか考えられます。
条件が増えるほど「減点方式」になっていないか確認する
条件を細かく決めすぎると、相手の良さを見るより、条件に当てはまらないところを探す婚活になりやすいです。
「条件を下げる」のではなく、条件表では見えない部分も確認する余白を残すことを意識してみてください。
ENSHAREの成婚事例|条件を増やすより「自分に本当に必要なもの」を知る
ENSHAREで活動された50代前半の会社員男性Yさんは、シングルファーザーとしてお子さまと暮らしながら婚活を始め、活動6か月で成婚されました。
この方の成婚インタビューには、今回の「結婚相手に何を求めるか」というテーマを考えるうえで、とても印象的な振り返りがあります。
婚活をすると条件に目が向きやすい
Yさんは、婚活を始めると相手の身長・体型・趣味・仕事内容・年収など、どうしても希望や条件を考えがちになると振り返っています。
一方で活動を通して、自分自身を知り、自分が幸せになるために本当に必要なものを理解することが大切だったと感じられたそうです。
これは、「条件を持たない方がいい」という意味ではありません。
むしろ私は、
条件を決める前に「この条件があれば、私はどんな結婚生活を送れると思っているのか」を確認することが大切
だと、この事例からも感じます。
最終的に選ばれたのは、Yさんとご家族を温かく受け止めたお相手
Yさんはお嬢さまと相談しながら婚活を進められました。
公開している成婚事例では、最終的に現在の奥さまを選ばれた背景として、Yさんに寄り添い、お子さまたちを含めて温かく受け止めてくださる方だったことを紹介しています。
プロフィールに並ぶ条件だけではなく、実際に関係を育てる中で見えてきた部分が大切な判断材料になった事例です。
ほかの年代・背景の成婚例は、ENSHAREの成婚事例一覧でもご覧いただけます。
※成婚事例は実際に活動された会員さまの一例です。活動期間や結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
条件が整理できたら、次は「目の前の相手」を見る
ここまでで整理したのは、あくまで「どんな相手を探すか」です。
実際に交際が始まったら、次はプロフィールの条件表ではなく、その人自身を見ていきます。
「この人と相性がいい?」は別の判断
希望条件に合う人でも、実際に会うと無理をしてしまうことがあります。
反対に、条件は少し違っていても、一緒にいると自然体でいられることもあります。
実際の相性については、相性がいい人とは?特徴と婚活での見分け方をご覧ください。
「この人と結婚していい?」は決め手の記事へ
交際が進み、特定のお相手と結婚するか迷っている段階では、検索条件を見直すページでは足りません。
安心感、信頼、将来像などを含めて判断する必要があります。
その段階の方は、結婚の決め手に迷った時の判断基準をご覧ください。
具体的に何を話すかは真剣交際の専門ページへ
住まい、仕事、お金、子ども、家事、親との関係など、成婚前に具体的に何を確認するかについては、このページで重複させません。
真剣交際で話すことリスト12選で、確認事項と話す順番を詳しく整理しています。
条件が良くても見逃したくない3つ
年齢、年収、職業、見た目などが希望通りでも、それだけで結婚を決める必要はありません。
私は、少なくとも次の3つは交際の中で確認してほしいと思っています。
1.尊重されているか
考え方が違った時に、相手があなたを見下したり、笑ったり、意見を押しつけたりしないか。
相手も自分も対等に扱える関係かを見てください。
2.大切なことを誠実に話せるか
都合の悪いことをごまかす、話を変える、何度も説明が変わるなど、信頼に関わる違和感は軽く扱わない方がいいです。
3.問題が起きた時に一緒に向き合えるか
結婚生活では、予定通りにならないこともあります。
その時に誰かを責めるだけではなく、「どうしようか」と考えられる相手かは大切です。
これらを含めた最終的な結婚判断は、先ほど紹介した結婚の決め手の記事でさらに詳しく扱っています。
まとめ|結婚相手に求めるものは「条件」から「暮らし」へ置き換える
結婚相手に求めるものを考える時、ランキングや周囲の意見は参考になります。
最新の全国調査でも、男女とも人がらを重視し、家事・育児への姿勢や仕事への理解と協力が重要視されていることが分かります。男性が相手の経済力を考慮する割合も長期的に上昇しています。:chatgpt-content-reference{index=”0″}
でも、最後に決めるのはあなた自身です。
条件を書いたら、一度「なぜ必要?」と聞いてみてください。
そして、
- 譲れない条件
- 話し合って決めたい条件
- あれば嬉しい条件
へ分けてみてください。
すると、「年収」「職業」「身長」といった言葉の奥にある、
「私は安心して暮らしたい」
「支え合える家庭をつくりたい」
「自分らしく働き続けたい」
という、本当に大切にしたいことが見えてくる場合があります。




