はじめまして、大阪・梅田の結婚相談所「婚活サロンENSHARE(エンシェア)」代表の高見真紀です。現役ファッションデザイナーとしての経験を活かしながら、見た目改善と第一印象アップ、そして会話サポートで20代や30代の短期成婚をお手伝いしています。
真剣交際がスタートすると、「この人と結婚するかもしれない」と一気に現実味が増しますよね。ただその一方で、真剣交際で話すことや確認することが多すぎて、どこから手をつければいいのか分からない…という声をたくさん聞きます。
特に、真剣交際で話すことリストや真剣交際の確認事項、真剣交際で確認することのチェックリスト、真剣交際のやることリスト、真剣交際の進め方や真剣交際のスケジュールなどを検索しているあなたは、「抜け漏れなく、でも重くなりすぎずに進めたい」と感じているのではないでしょうか。
真剣交際で話すことややることは、結婚後の生活に直結する大切なテーマばかりです。とはいえ、ただ項目を並べるだけでは実際のデートやLINEの会話には落とし込みにくいですし、タイミングを間違えると相手をびっくりさせてしまうこともあります。
そこでこの記事では、真剣交際で話すことリストを12ジャンルに整理しながら、真剣交際で確認することの優先順位や、真剣交際中の破局を防ぐための会話の進め方まで、私のサロンで実際に成婚された会員様へのサポート経験をベースに、分かりやすくお伝えしていきます。
読み終わるころには、「次のデートで何を話せばいいか」「いつまでに何を決めておけばいいか」が具体的にイメージできて、真剣交際を前向きに進められるようになるはずです。一緒に整えていきましょう。
- 真剣交際とは何か、仮交際との違いや期間の目安が分かる
- 真剣交際で必ず話すことリスト12ジャンルと具体的な質問例が分かる
- 真剣交際で話すことの順番やタイミングが3フェーズでイメージできる
- 真剣交際で避けたいNGパターンと、話すことリストの上手な使い方が分かる
真剣交際とは?仮交際との違いと期間の目安
まずは、「そもそも真剣交際ってどういう状態?」というところから整理していきます。仮交際と真剣交際の違いや、結婚相談所での一般的なルール、平均的な期間の目安を押さえておくと、話すことリストの優先順位も決めやすくなります。
真剣交際の基本的な意味と「結婚前提」という重さ
真剣交際は、名前のとおり「結婚を前提に真剣にお付き合いをする段階」です。結婚相談所でも婚活アプリでも、複数の人と同時進行で会う段階を抜けて、「この人と将来を考えたい」とお互いに決めた状態を指します。
私のサロンでは、真剣交際に進んだ段階で、単なる恋人関係ではなく「結婚準備期間」として捉えましょうとお伝えしています。といっても、いきなり重く構えすぎる必要はありません。大事なのは、気持ちと現実の両方を少しずつすり合わせていく意識を持つことです。
気持ちの面では、「一緒にいて安心できるか」「素の自分を出せるか」「価値観が近いか」といった感覚的な部分を丁寧に見ていきます。現実の面では、仕事、お金、住まい、家族、子どもなど、結婚生活に関わる具体的なテーマを、真剣交際で話すことリストを使いながら一つひとつ確認していきます。
この二つのバランスが崩れていると、「条件はいいけど好きになり切れない」「好きだけど生活がイメージできない」というモヤモヤにつながりやすいので、後ほどご紹介する12ジャンルの話すことリストを、ぜひ軸にしてみてください。
結婚相談所における真剣交際の定義
結婚相談所では、真剣交際にはっきりとした定義があります。多くの連盟や相談所では、真剣交際に入ったら「他の方とのお見合い・仮交際はストップ」「お相手はその人だけ」というルールになっていることがほとんどです。
つまり、仮交際での「比較検討フェーズ」は終了し、「一人のお相手と向き合うフェーズ」に入るイメージです。ここからは、デートの回数や連絡頻度も上がり、真剣交際のやることリストとしては、将来の話を具体的にする、親への報告を考える、成婚までのスケジュールをざっくり話し合う、といった内容が増えていきます。
エンシェアでも、会員様が真剣交際に進むと、「真剣交際で確認すること」「真剣交際で話すことリスト」のシートを一緒に確認しながら、どの順番でどんな話題を出していくか、具体的なプランを組み立てます。ルールに縛られるというより、「安心して結婚の話をしていける環境」と捉えてもらえると良いかなと思います。
仮交際との違い|人数・デート頻度・連絡の密度
仮交際との一番大きな違いは、「他の人と同時進行しているかどうか」です。仮交際では、まだお互いをよく知らない段階なので、複数の方と並行して会いながら、自分に合う相手を見極めていくイメージになります。
一方、真剣交際に入ると、お相手は一人に絞られます。その分、デートの頻度や連絡の密度も高まりやすく、「週1回以上のデート」「毎日〜2日に1回程度の連絡」が目安になることが多いです。もちろんこれはあくまで一般的な目安なので、二人の生活リズムに合わせて無理のないペースを見つけてくださいね。
また、仮交際では「楽しく過ごせるか」「会話が弾むか」といった表面的な相性を見ていたのに対して、真剣交際では、「結婚後の生活リズムが合うか」「価値観の違いを話し合えるか」など、より踏み込んだテーマに移っていきます。ここでまさに、真剣交際で話すことリストや真剣交際の確認事項が大きな役割を果たします。
真剣交際の平均期間と成婚までのざっくりスケジュール
結婚相談所での真剣交際の期間は、一般的には2〜3か月前後を目安にしているところが多いです。長くても半年以内には、成婚するかどうかの方向性を決めましょう、という運用がされていることがよくあります。
エンシェアの会員様でも、「仮交際2〜3か月 → 真剣交際2〜3か月 → 成婚退会」という流れが、ひとつのモデルケースになっています。ただし、これはあくまで一般的な目安であって、「この期間を過ぎたらアウト」というわけではありません。
ざっくりとしたスケジュール感としては、次のようなイメージです。
- 真剣交際1か月目:お互いの価値観や生活リズムを深く知る時期
- 真剣交際2か月目:真剣交際で確認すること(仕事・お金・住まい・家族など)を一通り話す
- 真剣交際3か月目:親への挨拶やプロポーズ、成婚退会のタイミングを具体的に決めていく
費用やスケジュールなど、人生に関わる部分は、各結婚相談所や連盟のルールによっても変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、最終的な判断は、担当カウンセラーなどの専門家にご相談ください。
「真剣交際 話すことリスト」で検索する人の本当の悩み
次に、「真剣交際 話すことリスト」と検索しているあなたが、どんな不安やモヤモヤを抱えているのかを整理していきます。自分の状態を言葉にできると、「どこから手をつけるか」が見えやすくなり、真剣交際で話すことリストの使い方もぐっと上手になります。
なぜ「真剣交際 話すことリスト」を知りたくなるのか
真剣交際に入ると、「もう後戻りできないステージに来ちゃったかも…」と感じる方が多いです。だからこそ、真剣交際で話すことや真剣交際で確認することを漏れなく押さえておきたい、真剣交際のチェックリストがほしい、という気持ちになるんですよね。
実際、エンシェアにご相談に来られる方も、「結婚相談所の真剣交際で何を話せばいいのか分からない」「真剣交際の確認事項が整理できていないから不安」と言われることがよくあります。特に、仕事やお金、親との関係、子どものことなど、センシティブなテーマほど「どこまで聞いていいの?」と迷いやすいです。
真剣交際で話すことリストを事前に知っておくと、気持ちの準備ができるだけでなく、「今日はこのテーマを話す」と決めてデートに行けるので、会話の質もぐっと上がります。
話し合い不足で起こりやすいトラブル・破局パターン
真剣交際中の破局の多くは、「価値観が合わなかった」という一言でまとめられてしまいがちですが、もう少し分解してみると、「話すべきことを話していなかった」「話すタイミングを逃してしまった」というケースがかなり多いです。
例えば、次のようなパターンです。
- お金の話を後回しにしていたら、成婚退会直前に大きな借金や価値観の違いが発覚した
- 子どもがほしいかどうかを曖昧にしたまま進めてしまい、真剣交際の終盤で大きく意見が分かれた
- 親との関係や介護の話を避けていたら、同居希望だったことが後から分かって戸惑ってしまった
どれも、早めに話していれば全く違う進め方ができたテーマばかりです。話し合い不足は、その場では楽かもしれませんが、後から大きなストレスとなって返ってきます。だからこそ、真剣交際の確認事項を「ちょっと勇気のいる話題ほど前倒しで話す」という意識で見直してみてください。
注意ポイント:トラブルの多くは「話さなかったこと」から生まれます。聞きにくいテーマほど、真剣交際で話すことリストを使って、少しずつでも言葉にしていきましょう。
いつ・何から話せばいいか分からないという不安
真剣交際で話すことリストを見たとき、「全部大事そうだけど、どこから話せばいいの?」と感じる方も多いと思います。家事や子どものことより先にお金の話をするべきなのか、親への挨拶の話を切り出すタイミングはいつなのか、迷いますよね。
この不安を和らげるために、この記事では「3フェーズモデル」をご紹介します。真剣交際の前半・中盤・終盤で、それぞれどんな話題を扱っていくかを分けて考えることで、優先順位がぐっと分かりやすくなります。
また、「真剣交際で確認すること」「真剣交際のやることリスト」は、二人のペースや状況によっても変わってきます。目安はあくまで目安として、「私たちなりの順番」を一緒に作っていきましょう。
結婚相談所ならではのルール・暗黙の了解への戸惑い
結婚相談所の真剣交際ならではの悩みとして多いのが、「ルールやマナーが分かりにくい」というものです。例えば、真剣交際中のスキンシップはどこまでOKなのか、真剣交際の期間中にどのタイミングで親に紹介するのか、プロポーズと成婚退会はどちらが先なのか…など、初めてだと分からないことだらけですよね。
ルールは相談所によっても違いますし、年代によっても感覚が変わります。「周りはこうらしい」という噂だけで判断せず、所属している相談所の規約やカウンセラーの方針をしっかり確認することが大切です。
エンシェアでは、真剣交際の進め方に関して詳しく知りたい方には、別記事の真剣交際の進め方を専門家が解説したステップ解説ページもご案内しています。ルールやステップを整理しておくと、安心して会話に集中できるようになりますよ。
真剣交際で必ず話すことリスト【12ジャンル】
ここからが、この記事のメインとなる「真剣交際で話すことリスト」です。私のサロンで実際に使っているチェックシートをベースに、12のジャンルに整理しました。全部を一度に話す必要はありませんが、成婚退会までに一通り触れておくと、その後の結婚生活がぐっとイメージしやすくなります。
12ジャンルの全体像
- 愛情・相性・コミュニケーション
- 将来の家族像・子ども
- 仕事・働き方・キャリアプラン
- 住まい・新居・住むエリア
- お金・家計管理・貯金・借金
- 家事・育児・生活リズム
- 家族・親戚付き合い・介護・同居
- 健康・持病・メンタル・アレルギー
- 宗教・価値観・倫理観
- 結婚式・新婚旅行・入籍・指輪
- 親への挨拶・プロポーズ・成婚まで
- 機微情報(借金・トラブル・家族問題)
①愛情・相性・コミュニケーションスタイル
一番の土台になるのが、愛情や相性、そしてコミュニケーションのスタイルです。どれだけ条件が整っていても、「この人と一緒にいるとホッとする」「ちゃんと話し合える」という感覚がないと、結婚生活は苦しくなってしまいます。
チェックしたいポイント
- 一緒にいてリラックスできるか、沈黙も心地いいか
- 嫌なことや不安なことを言葉にして伝えられるか
- 相手が意見を伝えてくれたとき、受け止めて話し合えるか
- LINEの頻度や電話のペースが合っているか
おすすめなのは、「嬉しかったこと」も「少し気になったこと」も、こまめに共有する習慣をつくることです。例えば、「今日こんなことがあって、こう感じたよ」と伝えるだけでも、お互いの価値観や考え方が分かってきます。
②将来の家族像・子どもについて話すことリスト
子どもについての価値観は、真剣交際の確認事項の中でも特に重要です。「子どもがほしいか」「何人くらい考えているか」「もし授かりにくかった場合はどう考えるか」など、デリケートですが避けて通れないテーマになります。
話しておきたい具体的な項目
- 子どもがほしいかどうか、理想の人数やタイミング
- 妊活や不妊治療に対する考え方(検討したい・自然に任せたいなど)
- 教育方針(私立か公立か、塾や習い事への考え方など)
- もし授からなかった場合の人生プラン
このテーマは、真剣交際のやることリストの中でも「中盤〜終盤」にかけて、信頼関係ができてきたタイミングでゆっくり話していくのがおすすめです。一度で結論を出そうとせず、「今の時点での考え」を共有して、少しずつすり合わせていきましょう。
③仕事・働き方・キャリアプランのすり合わせ
結婚後の生活リズムや収入の安定性に直結するのが、仕事や働き方の話です。真剣交際で話すことリストの中でも、かなり具体的に踏み込んでいきたいジャンルになります。
確認しておきたい仕事関連のテーマ
- 現在の仕事の内容・勤務先・勤務形態(リモート・出社・シフト制など)
- 残業時間や休日、出張・転勤の可能性
- 5年後・10年後くらいのキャリアイメージ
- 結婚・出産後の働き方(フルタイム継続、時短、専業主婦・主夫など)
例えば、「今の仕事は続けたいけれど、子どもが小さいうちは時短勤務にしたい」「転勤が多い仕事なので、場合によっては一緒についてきてほしい」など、リアルな話をしておくと、住む場所や家計の組み立て方も考えやすくなります。
④住まい・新居・どこに住むかの希望
どこに住むかは、通勤時間や子育ての環境、実家との距離など、多くの要素が絡む大きなテーマです。真剣交際のやることリストにも必ず入ってくる内容なので、早めに「なんとなくの方向性」だけでも話しておきましょう。
住まいの話で確認したいポイント
- 今後の生活拠点にしたいエリア(職場・実家との距離を含めて)
- 賃貸か持ち家か、マンションか戸建てか
- 家賃・住宅ローンの上限や予算感
- 新居に引っ越すタイミング(入籍前後・成婚退会後など)
ここで完璧な答えを出す必要はありませんが、「なんとなくこのあたり」「職場から1時間以内がいい」「実家からは新幹線で帰れる距離がいい」など、大枠だけでも共有しておくと、その後の話し合いがスムーズになります。
⑤お金・家計管理・貯金・借金に関する話すことリスト
お金の話は、勇気がいるけれど、真剣交際で確認することの中でも最重要クラスです。収入や貯金額、奨学金やローンの有無、生活費の分担、家計管理の方法など、結婚後の安心感に直結するテーマになります。
話し合っておきたいお金のテーマ
- 現在のおおよその年収・貯金額・資産状況(ざっくりでOK)
- 奨学金・車のローン・カードローンなどの有無と、その返済計画
- 結婚後の家計管理(完全共有・おこづかい制・共通口座など)
- 生活費の分担(収入割合に応じてか、定額かなど)
- 将来の大きな出費(住宅・教育費・老後資金)の考え方
お金の話の注意点
- 詰問にならないよう、「一緒に家計のイメージを作りたい」というスタンスで話す
- 収入や貯金額は、おおよそのレンジで共有するだけでもOK
- 借金は隠さないことが大前提。早めに共有した方が信頼感につながります
お金に関する制度や税金など、専門的な内容は変更される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。
⑥家事・育児の分担と生活リズムのイメージ共有
共働きが当たり前になっている今、「家事・育児をどう分担するか」は、真剣交際の確認事項の中でも現実的で重要なテーマです。ここを曖昧にしたまま結婚してしまうと、「私ばかり負担している」「全然協力してくれない」とストレスが溜まりやすくなります。
話しておきたい生活リズムと分担のイメージ
- 平日のタイムスケジュール(起床時間・帰宅時間・残業の頻度など)
- 得意な家事・苦手な家事(料理・洗濯・掃除など)
- 家事を完全分担するか、交互に担当するか、外注も視野に入れるか
- 子どもが生まれた場合の育児の参加イメージ(送り迎え・夜泣き対応など)
「あなたは何ができる?」「どこまでやってくれる?」と聞くよりも、「私はこれとこれは得意だから担当するね」「ここは一緒に考えたいな」と、まず自分のスタンスを伝えると、話し合いがしやすくなります。
⑦家族・親戚付き合い・介護・同居の可能性
結婚は二人だけの関係ではなく、「家と家とのつながり」でもあります。真剣交際で話すことリストには、「お互いの家族について」の項目も必ず入れておきましょう。
家族に関する確認ポイント
- 家族構成と、それぞれとの関係性(仲の良さや距離感)
- 実家との距離・帰省頻度(年末年始・お盆など)
- 親の健康状態や、将来の介護の可能性
- 将来的な同居の希望・NGライン
- 親戚付き合いの濃さ(行事参加や集まりの頻度など)
介護や同居の話は、重く感じやすいテーマですが、早めに「可能性」として共有しておくことで、後から「聞いていなかった」というすれ違いを防げます。ここでも、「今の時点での想い」として話してみるのがおすすめです。
⑧健康・持病・メンタル・アレルギーなどの確認事項
健康状態や持病、メンタルの状態、アレルギーなども、真剣交際で確認することの大切な一部です。特に、薬の服用や定期的な通院が必要な場合、結婚後の生活にも影響してきます。
健康面で共有しておきたい内容
- 現在治療中の病気・持病の有無、日常生活への影響
- 過去の大きな病気や手術歴
- 食物や薬のアレルギー、体質的に気をつけていること
- ストレスを感じやすい場面や、メンタルのケアの仕方
健康情報の扱い方について
健康や医療に関する情報は、とてもデリケートで個人差も大きいテーマです。インターネットの情報はあくまで一般的な目安として受け取り、必要な場合は医師などの専門家に相談してください。正確な診断や治療方針については、必ず医療機関の指示を優先してください。
⑨宗教・価値観・倫理観のすり合わせポイント
宗教や価値観、倫理観は、結婚生活の大きな軸になります。宗教そのものを信仰していなくても、「こういうことだけは大事にしたい」「これだけは受け入れられない」というラインは誰にでもあります。
価値観のすり合わせで話したいこと
- 家族や仕事、お金、自由、どれを一番大事にしているか
- 「これだけは許せない」「これだけは譲れない」というNGライン
- 宗教や習慣がある場合、その具体的な内容や生活への影響度
- 子どもが生まれた場合、宗教や行事をどうするか
価値観の話は、正解・不正解を決めるためではなく、「お互いどういう背景でその考えに至っているのか」を知るための時間です。相手の考えを否定するのではなく、「そう考えるようになったきっかけ」を聞いてみると、理解が深まりやすくなります。
⑩結婚式・新婚旅行・入籍・指輪の希望を話すことリスト
少しワクワクするテーマとして、結婚式や新婚旅行、入籍日、婚約指輪・結婚指輪の話も、真剣交際で話すことリストに入れておきたいところです。現実的な準備に移るのはもう少し先でも、「どんな雰囲気がいいか」を共有しておくと、二人の未来がぐっと具体的になります。
イベントまわりの話で確認したいこと
- 結婚式をしたいかどうか(挙げない・写真だけ・身内だけ・しっかり披露宴など)
- 新婚旅行に行きたい場所や、予算感・タイミング
- 入籍日のイメージ(記念日を揃えたい・語呂の良い日がいいなど)
- 婚約指輪・結婚指輪へのこだわり(デザイン・ブランド・予算など)
費用面も絡んでくるため、ここでも「お金の話」とセットで考えていく必要があります。正確な費用感や具体的なプランは、式場や旅行会社などの公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門のプランナーに相談しながら進めていきましょう。
⑪親への挨拶・プロポーズ・成婚までの具体的ステップ
真剣交際のやることリストの終盤に入ってくるのが、親への挨拶やプロポーズ、成婚退会までの具体的な流れです。結婚相談所の場合、「どのタイミングで親に紹介するか」「プロポーズと成婚退会の順番をどうするか」など、相談所ごとの方針も絡んできます。
話し合っておきたいステップ
- どちらの親から先に挨拶に行くか、その時期の目安
- プロポーズのタイミングや、希望するシチュエーションのイメージ
- 成婚退会のタイミング(プロポーズの前後どちらにするか)
- 成婚退会後〜入籍までの大まかなスケジュール感
エンシェアでは、このあたりのスケジュール感を一緒に表にしながら、「いつまでに何を決めるか」を整理していきます。お互いのご家庭の事情や仕事の繁忙期などもあるので、無理のない流れを一緒に作っていきましょう。
⑫機微情報(借金・トラブル・家族問題など)を話すタイミング
最後のジャンルは、借金や過去のトラブル、家族に関する深刻な問題など、いわゆる「機微情報」と呼ばれる部分です。話すのが怖かったり、嫌われるのが不安だったりして、ギリギリまで隠してしまう方もいますが、これは真剣交際で一番トラブルになりやすいポイントでもあります。
機微情報は、真剣交際の終盤、「この人と結婚する方向で進めたい」という気持ちが固まりつつあるタイミングで、お互いに開示していくのがおすすめです。一方だけが話すのではなく、「私も話すから、あなたも聞かせてね」と、対等な立場で共有していくことが大切です。
機微情報の取り扱いについて
- 隠して成婚し、その後に発覚すると、信頼関係の修復が難しくなります
- 判断に迷う内容は、一度カウンセラーに相談してから伝え方を一緒に考えましょう
- 犯罪歴や反社会的な関わりなど、重大な内容は特に慎重に扱う必要があります
こうした内容は、法律や安全にも関わるケースがあります。最終的な判断にあたっては、必要に応じて弁護士などの専門家にご相談ください。
真剣交際で話すことの順番・タイミング【3フェーズモデル】
ここまでで「何を話すか」が整理できたので、次は「いつ話すか」を考えていきます。全部を一気に確認しようとすると、相手も自分も疲れてしまいますし、関係性が育つ前に重いテーマを出しすぎると、うまくいくはずのご縁が壊れてしまうこともあります。
フェーズ1|真剣交際前半で話すことリスト(距離を縮める時期)
真剣交際の前半は、「心の距離を縮める時期」です。いきなり借金や介護の話をするのではなく、まずはお互いの人となりや価値観が分かるテーマから始めていきましょう。
フェーズ1でおすすめの話題
- 子どもの頃の話や学生時代の思い出
- 仕事のやりがいや、今の職場で大切にしていること
- 休日の過ごし方や趣味、好きなものの話
- 理想の夫婦像や、こんな家庭にしたいというイメージ
この時期の真剣交際で話すことリストは、「愛情・相性・コミュニケーション」「将来の家族像」「仕事・生活リズム」など、少し未来を感じられるテーマを中心にすると、楽しく前向きな時間になりやすいです。
フェーズ2|真剣交際中盤で話すことリスト(結婚生活の具体化)
真剣交際も中盤に差し掛かると、「この人と結婚したら、どんな生活になるかな?」という具体的なイメージを深めていく段階に入ります。ここからは、住まいや家事分担、お金や子どもの話など、現実に近いテーマが増えていきます。
フェーズ2で扱いたいテーマ
- 住まい・新居のイメージ(エリア・賃貸か持ち家かなど)
- 家事・育児の分担、平日のタイムスケジュール
- 仕事の将来像と、キャリアと家庭の両立について
- 子どもについての考え方や、教育方針のイメージ
真剣交際の確認事項として、「お金」「健康」「家族」「宗教」などの重めのテーマも、このフェーズの後半から少しずつ話していきます。相手の様子を見ながら、小さなテーマから入っていくとスムーズです。
フェーズ3|真剣交際終盤で話すことリスト(最終確認と決断)
真剣交際の終盤は、「成婚に向けて最終確認をする時期」です。ここまでで大きなテーマは一通り話せているはずなので、まだ触れられていない機微情報や、親への挨拶、プロポーズ、入籍に向けての具体的なスケジュールを詰めていきます。
フェーズ3で確認したい内容
- お互いの気持ちの最終確認(不安に思っていることが残っていないか)
- 機微情報(借金・トラブル・家族問題など)の開示と共有
- 親への挨拶の順番や時期、当日の段取り
- プロポーズのタイミングと成婚退会のタイミング
- 入籍日や新居への引っ越し時期の大まかなイメージ
真剣交際のやることリストをここまでクリアできていれば、「あとはいつプロポーズするか」というステージに進めるはずです。逆に、この段階で大きな不安が残っている場合は、一度立ち止まってカウンセラーに相談してみてくださいね。
話題の切り出し方と「聞き方」のコツ
どんなに良い話すことリストがあっても、切り出し方がぎこちないと、相手は構えてしまいます。ここでは、真剣交際で話すことを自然に切り出すためのコツをお伝えします。
自然な切り出し方のポイント
- 自分の話から入って、あとから質問をする(「私はこう思っているんだけど、あなたはどう?」)
- デートの流れに沿って話題を選ぶ(家具屋さんデートの日に新居の話など)
- カウンセラーから提案されたテーマとして共有する(「相談所から、この辺り話しておくと安心って言われてて…」)
聞き方のコツは、「ジャッジしないこと」と「結論を急がないこと」です。相手の答えをその場でOK・NGと判断するのではなく、「そう考えている理由」まで聞いてみると、お互いにとって納得のいく落としどころが見つかりやすくなります。
真剣交際でやってはいけないNGな話し方・進め方
ここからは、私がこれまで多くの会員様をサポートしてきた中で、「これは避けた方がいいな」と感じているNGパターンをお伝えします。真剣交際で話すことリストを上手に活かすためにも、「やらない方がいいこと」を先に知っておくのはとても大事です。
NG① 最初から重い話題を一気にぶつけてしまう
真剣交際に入った途端、「借金ある?」「親の介護はどうするの?」「宗教って入ってる?」といった重い質問を立て続けにしてしまうケースがあります。気持ちは分かるのですが、これは相手にとってかなりプレッシャーになります。
真剣交際で確認することは大事ですが、タイミングと順番も同じくらい大事です。この記事でご紹介した3フェーズモデルを参考に、「前半は関係づくり」「中盤から少しずつ深い話」「終盤で最終確認」と段階を意識してみてください。
NG② 自分の価値観・正解を相手に押し付ける
お金の使い方、家事分担、子どもへの教育方針など、結婚生活のテーマはどれも正解がありません。それなのに、「夫なんだからこうすべき」「妻ならこうするのが当たり前」と、自分の価値観を正解として相手に押し付けてしまうと、話し合いは一気に苦しいものになってしまいます。
大事なのは、「私はこう考えているけれど、あなたはどう思う?」と、お互いの考えを並べてから、一緒に折り合いを探すことです。真剣交際で話すことリストは、相手をチェックするためではなく、二人で新しい答えを作るためのツールだと考えてみてください。
NG③ 言いにくいこと(借金・持病など)を隠したまま進める
機微情報を話すのは、誰にとっても勇気がいることです。ただ、怖さから隠したまま成婚してしまうと、発覚したときのダメージは比べ物になりません。「話したら嫌われるかも」という不安は、「隠していたことがバレた」ときの不信感に比べると、ずっと小さいものです。
どうしても自分から話し出すのが難しい場合は、カウンセラーに相談して、伝え方やタイミングを一緒に考えてもらってください。エンシェアでも、内容によっては「最初は私から概要を説明し、その後でご本人から補足してもらう」といった形でサポートすることもあります。
NG④ 不安を一人で抱え込み、相談もせずに交際終了する
真剣交際の途中で、「なんとなく違う気がする」「モヤモヤする」というタイミングは、多くの方が通る道です。そのときに、一人で悩み続けて交際終了のボタンを押してしまうのは、実はとてももったいないことが多いです。
ちょっとした誤解や、伝え方の癖の違いだけで、本来はうまくいくご縁が途切れてしまうこともあります。不安や違和感が出てきたときは、「交際終了を考える前に、まずカウンセラーに相談する」と決めておくことをおすすめします。
エンシェアの男性向けには、真剣交際に進めない人の共通点と成功する方法をまとめた記事もありますので、よかったら併せて読んでみてください。
NG⑤ スキンシップや宿泊でルールを破りトラブルになる
真剣交際が進んでくると、スキンシップの距離感も変わってきます。ただ、ここで相談所のルールを守らずに、宿泊や婚前交渉などに進んでしまうと、予期せぬトラブルにつながりやすくなります。
スキンシップのルールは、相談所や連盟によって違います。「友達以上恋人未満」から「結婚前提のパートナー」に変わるタイミングだからこそ、身体の距離をどうするかも慎重に考える必要があります。エンシェアでは、スキンシップについて不安がある方には、真剣交際のスキンシップのタイミングとコツについて詳しくまとめた記事もご用意しています。
ルールより大事なのは「安心感」
ルールを守ることはもちろんですが、それ以上に大事なのは、お互いが安心していられるペースで進めることです。「ここまでなら大丈夫かな?」と不安なときは、一人で判断せず、カウンセラーや相談所に確認してくださいね。
真剣交際 話すことリストをうまく使うコツ
最後に、この記事でご紹介した真剣交際で話すことリストを、実際のデートや日々のやりとりの中でどう活かしていくか、そのコツをお伝えします。チェックリストは、使い方次第で「ただの紙」か「二人の未来を描くツール」かが大きく変わります。
チェックリストの「順番」ではなく「相手のペース」を優先する
真剣交際で話すことリストを見ると、「上から順番に全部埋めなきゃ」と思ってしまう方もいますが、大切なのは順番通りにこなすことではありません。何より大事なのは、相手のペースを尊重しながら進めていくことです。
例えば、相手がまだ緊張している段階で、いきなりお金や機微情報の話をすると、心の距離が開いてしまいます。逆に、感覚的にはグッと距離が縮まっているのに、いつまでも表面的な話だけを続けていると、「私のことどう思っているんだろう」と不安にさせてしまうこともあります。
一度ですべて聞き出さず、複数回のデートで少しずつ深める
真剣交際で確認することが多いのは事実ですが、一回のデートで全部を聞き出そうとする必要はありません。むしろ、一つのテーマについて何度かに分けて話した方が、お互いの本音が見えやすくなります。
例えば、「家事分担」の話なら、最初は「普段どれくらい家事している?」というライトな質問から始めて、次のデートでは「結婚後のイメージ」、さらにその次では「具体的な分担案」と、少しずつ深めていくイメージです。
不安やモヤモヤはメモにして、カウンセラー経由で相談する
真剣交際中の不安やモヤモヤは、そのままにしておくとどんどん大きくなってしまいます。おすすめなのは、「気になったことをスマホのメモに残しておく」ことです。「この言い方ちょっと気になった」「ここはすごく安心した」など、ポジティブもネガティブも一緒にメモしておきましょう。
それをもとにカウンセラーに相談すると、「これは気にしなくて大丈夫」「ここは本人にちゃんと伝えた方がいい」など、一緒に整理してもらえます。真剣交際のやることリストは、一人で抱え込まず、カウンセラーと一緒に進めていく前提で考えるのがおすすめです。
真剣交際 話すことリストを二人の「未来ノート」に変える
最後に、私が会員様にいつもお伝えしているのは、「真剣交際で話すことリストを、二人だけの未来ノートにしていきましょう」ということです。最初はチェックシートでも、話した内容や合意したポイント、これから考えたいことを書き足していくと、世界に一つだけの二人の教科書になっていきます。
真剣交際は、ゴールではなくスタートラインです。この記事が、あなたとお相手が安心して一歩ずつ前に進むための、小さな地図になればうれしいです。
真剣交際に関するよくある質問(FAQ)
最後に、エンシェアでよくいただくご質問をQ&A形式でまとめました。真剣交際で話すことリストと合わせて、具体的なイメージづくりに役立ててください。
Q1 真剣交際に入ったら最初に話すべきことは?
最初の段階では、「結婚後の超具体的な条件」よりも、「この人と一緒にいるとどんな感じか」を知ることを優先してみてください。子どもの頃の話や、今の仕事のやりがい、休日の過ごし方、理想の夫婦像など、少し先の未来がふわっと見えるようなテーマがおすすめです。
そこから、「仕事の働き方」「生活リズム」「家事・育児のイメージ」など、現実寄りの話に少しずつ広げていくと、自然な流れで真剣交際の確認事項をカバーしていけます。
Q2 お金・借金の話はいつ・どのタイミングですべき?
お金の話は、真剣交際の中盤から終盤にかけて、「結婚後の家計をどうする?」という流れの中で話すのがおすすめです。いきなり「いくら貯金がありますか?」と聞くよりも、「家計管理どうしたい?」「お財布は一つにする?」と、家計の話から入るとスムーズです。
奨学金やローンなどの借金がある場合は、「実はこういうローンがあって、あと何年くらいで返し終わる予定だよ」と、返済の計画とセットで伝えると、相手もイメージしやすくなります。
Q3 宗教や家族の問題などどこまで話すべき?
「結婚後の生活に影響する可能性があること」は、基本的には成婚前に話しておくのがおすすめです。宗教の活動頻度や家族の介護の可能性、過去のトラブルなどは、聞く側も話す側もドキッとするテーマですが、知らないまま結婚する方がリスクは大きいです。
話すときは、「責めるため」ではなく、「二人でどう向き合っていけるかを考えるため」というスタンスを忘れないようにしてみてください。
Q4 真剣交際中のスキンシップはどこまでOK?
スキンシップのルールは、所属している相談所や加盟している連盟によって異なります。ハグや手をつなぐところまではOKでも、宿泊や婚前交渉はNGとしているところが多い印象です。
どこまでがOKか不安なときは、自己判断せず、必ず相談所に確認してください。正確な規約やルールは、所属連盟や相談所の公式情報をご確認いただき、最終的な判断は担当カウンセラーと相談しながら進めていきましょう。
Q5 真剣交際中に不安や違和感を覚えたときの対処法
不安や違和感は、「ダメなサイン」というより、「ここを話し合おう」というサインだと捉えてみてください。まずは、自分が何に対して不安を感じているのかを紙やスマホに書き出してみましょう。
そのうえで、いきなり相手にぶつけるのではなく、カウンセラーに状況を共有しながら、「どう伝えたら伝わりやすいか」を一緒に考えていくのがおすすめです。真剣交際は、一人で抱え込む必要はありません。
Q6 親への挨拶とプロポーズ、どちらを先にするべき?
結婚相談所では、「親への挨拶を先にしてからプロポーズ」という流れを推奨しているところもあれば、「プロポーズをして気持ちを確認してから挨拶」という流れをとるところもあります。どちらが正解というより、二人の状況とそれぞれのご家庭の考え方、そして相談所の方針を合わせて決めていくイメージです。
エンシェアでは、お二人とご家族の状況を伺ったうえで、「この順番だとスムーズそうですね」と具体的なプランをご提案しています。迷ったときは、一人で抱え込まず、いつでも相談してくださいね。







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