相性がいい人とはどんな人?婚活で大切にしたい考え方
「相性がいい人」と聞くと、趣味が同じ、価値観が同じ、会話が盛り上がるといったイメージを持つ方も多いと思います。
もちろん共通点は関係を築くきっかけになります。ただ、結婚を考えるなら、共通点の数だけで判断しないほうがいいと私は考えています。
相性がいい人は自然体でいられる相手
婚活中は「嫌われたくない」「よく見られたい」という気持ちから、いつも以上に頑張ってしまうことがあります。
最初のお見合いやデートで緊張するのは自然なことです。でも、何度会ってもずっと言葉を選び続けたり、相手の顔色ばかり気にしたりする関係は、少し立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
相性がいい相手とは、会う回数が増えるにつれて少しずつ力が抜けていきます。
「何か面白いことを話さなければ」と思わなくても会話ができる。沈黙があっても焦らない。少し格好悪い自分も見せられる。
私は、こうした頑張りすぎなくても一緒にいられる感覚を大切にしています。
好きな人と相性がいい人は同じとは限りません
強く惹かれる相手が、必ずしも一緒に生活しやすい相手とは限りません。
会えないと不安になる、返信が少し遅いだけで落ち込む、相手の気持ちをいつも確認したくなる。そんな状態でも、恋愛感情が強いと「好きだから仕方ない」と思ってしまうことがあります。
反対に、最初は強いドキドキがなくても、会うたびに安心感が増え、「この人とは普通の日を一緒に過ごせそう」と感じられることもあります。
婚活では、恋愛感情を否定する必要はありません。ただ、気持ちの強さと関係の心地よさを分けて見ることが大切です。
価値観が完全一致する必要はありません
結婚相手に「価値観が合う人」を求める方は多いですが、すべての価値観が同じ二人を探す必要はありません。
育った家庭も、仕事も、人間関係も違う二人ですから、考え方の違いが出るのは自然です。
大切なのは、違いがないことよりも、違いが出た時に「私はこう考えているけれど、あなたはどう?」と話せることです。
私は、相性を見る時に「同じかどうか」より「違った時にどうなるか」を見るようにしています。
相性がいい人に共通する7つの特徴
ここからは、婚活でお相手との相性を考える時に確認したい特徴を7つに整理します。
1.必要以上に気を遣わない
相性がいい相手とは、礼儀や思いやりはありながらも、必要以上に相手の顔色を読み続けなくて済みます。
「これを言ったら嫌われるかな」と毎回考えなければ会話できない状態と、「この人なら言い方を考えれば伝えられそう」と思える状態では、大きく違います。
2.会話だけでなく沈黙も苦しくない
お見合いや最初のデートでは、会話が盛り上がると好印象になりやすいですよね。
でも結婚生活では、ずっと話し続けるわけではありません。
話題が途切れた時に「何か話さなくちゃ」と焦うより、無言の時間も自然に過ごせる相手かどうかを見てみてください。
会話そのものに不安がある場合は、相性だけで判断せず、婚活での会話のコツもあわせて確認してみてください。
3.少しずつ本音を言える
相性は、楽しい話をしている時だけでは分かりません。
「今日は少し疲れている」「私はこうしてもらえるとうれしい」「その言い方は少し気になった」など、小さな本音を伝えた時の相手の反応にも表れます。
すべてを最初から話す必要はありません。交際が進むにつれて、本音を出せる範囲が広がっているかを見てください。
4.考え方が違っても話し合える
相性がいいからといって、意見がぶつからないわけではありません。
重要なのは「どちらが正しいか」ではなく、違いが見つかった時に二人で考えられることです。
結婚すると、お金、家事、仕事、帰省、住まいなど、答えが一つではない問題がたくさん出てきます。その時に話し合える関係かどうかは、私はとても大切にしています。
5.連絡頻度や距離感を調整できる
毎日LINEしたい方もいれば、必要な連絡ができれば十分という方もいます。
どちらが正しいということではありません。
大切なのは、「私はこのくらいだと安心する」「仕事中は返信が難しい」と、お互いの希望を伝えて二人に合うペースを作れることです。
6.生活の土台となる価値観に大きな無理がない
趣味や食べ物の好みが違っても、歩み寄れることはたくさんあります。
一方で、結婚後の働き方、お金の使い方、子どもについての考え、住む場所、家族との距離感などは、生活に直接関わります。
すべて同じである必要はありませんが、どちらか一方が大きく我慢し続けなければ成り立たない状態になっていないかは確認しておきたいところです。
7.会った後に安心感が残る
私が会員様とデートを振り返る時に聞くことの一つが、「会っている最中だけでなく、帰った後はどんな気持ちでしたか?」ということです。
「楽しかったけれど、すごく疲れました」なのか、「派手なデートではなかったけれど、また会いたいと思いました」なのか。
デート後の自分の状態を見ると、会っている最中には気づかなかった相性が見えてくることがあります。
高見真紀の確認手順|婚活で相性を見極める4ステップ
「相性がいいか分かりません」と相談された時、私は相手を○点と採点するような見方はしません。
その人と過ごした時に、会員様自身がどんな状態になっているのかを一緒に整理します。
「いい人だけど決め手がない」と迷った時はどうする?
婚活では、嫌なところがないのに「本当にこの人でいいのかな」と迷うことがあります。
私は、迷いが出たからといって、その時点で相性が悪いとは考えません。
ドキドキしない=相性が悪いとは限りません
恋愛では強い高揚感を「好き」と感じやすいため、安心できる相手に対して「何か物足りない」と感じることがあります。
でも結婚生活は、特別なデートより普通の日のほうが多くなります。
ドキドキするかだけでなく、「もう一度会いたい」「もう少しこの人を知りたい」「一緒にいると気持ちが落ち着く」という感覚も大切にしてみてください。
1回のデートで結論を出さない
初対面は、お互い緊張しています。
一度会っただけで強い違和感がある場合は別ですが、「悪くないけれど分からない」という状態なら、あと何回か会ってみることで見えてくることもあります。
「結婚の決め手」と「相性」は分けて考える
相性がいいと感じても、結婚を決めるには将来設計や生活面の確認が必要です。
反対に、条件がそろっていても、一緒にいることが苦しいなら立ち止まる必要があります。
「この人と結婚する決め手が分からない」と感じている方は、結婚の決め手に迷った時の判断基準で、相性以外の判断材料も整理してみてください。
相性が合わないかもしれない時に見逃したくないサイン
相性は「良いところ」だけを見るものではありません。
私は、次のような状態が繰り返されている場合は、なぜそう感じるのかを一緒に整理します。
- 会うたびに必要以上に疲れてしまう
- 本音や希望を言うのが怖い
- 少し意見が違うだけで相手が不機嫌になる
- 連絡頻度や距離感について話し合えない
- 自分ばかりが予定や考え方を合わせている
- 結婚や将来の話になると毎回避けられる
- 小さな違和感を「条件がいいから」と打ち消し続けている
ただし、一つ当てはまったからすぐに「相性が悪い」と決める必要はありません。
たまたま仕事が忙しかった、まだ関係が浅くて緊張しているなど、背景があることもあります。
大切なのは、同じ違和感が繰り返されているか、伝えた後に関係がどう変わるかです。
ENSHAREの成婚事例から見る「相性がいい」の具体例
「自然体」「安心感」と言われても、少し抽象的に感じますよね。
そこで、ENSHAREで実際に活動された会員様の成婚事例から、相性を考えるヒントになる二つのケースをご紹介します。
20代後半男性|長く話しても自然で、行動から安心を感じられたケース
20代後半の男性会員Yさんは、2人目のお見合いで出会った女性と仮交際に進み、活動約3か月で成婚退会されました。
交際中、Yさんが体調を崩した時には、お相手が時間をかけて食べ物や飲み物を届けてくれたことがありました。
また、年末年始には毎晩のように長く電話をしていても自然に会話が続き、「一緒にいて心地よい」と感じられたそうです。
私がこの事例で大切だと思うのは、「優しいことをしてくれたから相性がいい」という単純な話ではありません。
困った時の行動、長く話した時の自然さ、交際が進む中で生まれた安心感が重なり、結婚したいという気持ちにつながった点です。
30代女性|価値観・タイミング・波長が自然に合ったケース
30代女性の会員様は、初めてお見合いした男性と交際を深め、活動4か月で成婚退会されました。
お見合いでは緊張していたものの、会話をするうちに自然と緊張がほぐれ、「また会いたい」と感じられたそうです。
交際が進んでからも、行きたい場所が似ていて一緒に過ごす時間を楽しめたことに加え、結婚を意識した理由として、価値観やタイミング、波長が合うことを挙げられています。
ここでも私は、「趣味が同じだったから」だけではなく、交際を続ける中で相手の行動に無理を感じず、自分がしてほしいと思うこととのズレが少なかった点に注目しています。
今の相手との相性を整理する10のチェック項目
「頭で考えすぎて分からなくなってきた」という方は、次の10項目を使って自分の気持ちを整理してみてください。
全部が「はい」になる必要はありません。
この表は相手を採点したり、合格・不合格を決めたりするためのものではなく、自分がどこに安心を感じ、どこに引っかかっているのかを言葉にするためのものです。
MBTIや相性診断で「相性がいい人」は分かる?
婚活中の方から、MBTI、血液型、占いなどの相性診断について聞かれることもあります。
私は、会話のきっかけや自己理解の材料として楽しむことまで否定する必要はないと思っています。
ただし、診断結果だけで「この人とは合う」「このタイプだから結婚相手には向かない」と決めるのはおすすめしません。
MBTIは相性判定のためのものではありません
日本MBTI協会の公式Q&Aでも、MBTIはタイプ同士の相性の良し悪しを見るものではないと説明されています。
同じタイプでも居心地がいい人もいれば、合わないと感じる人もいます。反対に、違うタイプだからこそ補い合える関係もあります。
婚活ではタイプ名より、実際に会った時の会話、距離感、話し合い方、生活についての考え方を見ていきましょう。
診断は「答え」ではなく会話の入口にする
診断結果から「私は一人の時間も必要なんだな」「相手は言葉で安心したいタイプなのかもしれない」と気づき、二人で話すきっかけにするのは良い使い方です。
最終的な相性は、診断画面ではなく、二人の現実の関係の中で確認してください。
仮交際・真剣交際では相性をどこまで確認する?
結婚相談所での婚活では、交際段階によって確認したい内容も変わります。
仮交際では「もっと知りたいと思えるか」を見る
仮交際の段階から、すべての結婚条件を一度に確認する必要はありません。
まずは、もう一度会いたいと思えるか、自然に話せるか、自分ばかりが頑張っていないか、違和感が強くなっていないかを見ていきます。
複数の方と仮交際をしていて判断に迷っている方は、仮交際で複数人と会う時の見極め方をご覧ください。
真剣交際では「一緒に生活を作れるか」を確認する
真剣交際に進んだら、相性の感覚だけでなく、結婚後の生活を具体的にしていきます。
お金、住まい、仕事、家事、子ども、家族との付き合いなど、二人で暮らすうえで大切なテーマを少しずつ話していきましょう。
確認項目を詳しく整理したい方は、真剣交際で話すことリスト12選を参考にしてください。
相性がいい人を見極める時に大切にしてほしいこと
婚活をしていると、年齢、年収、職業、学歴、見た目など、目に見える条件を比べる場面が増えます。
条件を確認すること自体が悪いわけではありません。結婚後の生活を考えるうえで必要な条件もあります。
ただ、条件表だけでは分からないことがあります。
一緒にいる時に笑えるか。疲れている時にも話せるか。意見が違った時に怖くないか。何も特別なことをしていない時間を一緒に過ごせるか。
こうした小さな感覚は、プロフィールには書かれていません。
私は、相性がいい人を探す婚活は「条件が正しい人を探すこと」ではなく、「自分が無理をし続けなくても関係を育てていける人を知ること」だと考えています。
迷った時は、「この人を好きか」だけでなく、「この人といる時の私はどうだろう」と考えてみてください。
まとめ|相性がいい人は、一緒に関係を育てられる人
相性がいい人は、何もかも同じ人でも、最初から運命を感じる人でもありません。
婚活で私が大切にしているのは、自然体でいられること、安心感があること、違いを話し合えること、そして結婚後の生活を二人で考えていけることです。
相手の条件ばかり見て分からなくなった時は、「その人といる時の自分」にも目を向けてみてください。
笑えているか。本音を言えるか。会った後に安心しているか。違いを伝えても大丈夫だと思えるか。
そこに、プロフィールだけでは分からない相性のヒントがあります。
